グリンリーフ/職業指導員
青村武敏さん
ありのままの自分で関わる、ということ。

和気あいあいと作業する 明るい職場の雰囲気に憧れて。

 以前はカーディーラーで、整備士として5年間、営業職として15年間、働いていました。新車販売や車検などを担当していたのですが、グリンリーフはそのときのお客様。定期的に訪問していたので、職場の雰囲気はなんとなく知っていました。こういった事業所は静まり返った作業場で、黙々と作業をするものなのかと勝手なイメージを持っていたのですが、グリンリーフはとても明るい雰囲気で、「楽しそうな職場だなあ」と羨望の気持ちで眺めていました。
 転機は、社会人20年目の節目でした。ノルマに追われ、同僚の成績を気にしながら踏ん張る毎日に疲れてしまって…。さらに自動車保険関連の契約もありましたので、勤務時間外でも車の不具合や事故があると私へ連絡してくださるお客様もいるため、常に気が張っている状態。ゆっくりと心休まるときがありませんでした。そんなとき、いつも通りグリンリーフを訪ねると、施設長をはじめ、職員の皆さんも利用者さんも、みんな穏やかな笑顔で和気あいあいと作業をされていて、とても羨ましく感じました。

「転職して明るくなった」と 家族や知人から言われた。

 前職の退職が決まり、お世話になったグリンリーフへ挨拶に来ました。その話をしたとき、施設長がまるで自分のことのように心配してくださって…。施設長の人柄や、職場の明るい雰囲気も知っていたので、自然と「ここで働いてみたい」という気持ちが沸き上がっていき、ご縁あって迎え入れていただけることになりました。40歳で思い切って転職し、今は働き出してようやく2年目。毎日、利用者さんと一緒にいろいろな作業をしています。商品の袋詰めや箱折り、カレンダーの制作など、作業内容はさまざまです。
 転職して、家族から「明るくなった」と言われました。残業は少ないですし、休みもしっかり取れているので、以前よりも家族との時間がたくさん確保でき、公私ともに充実しています。前職は帰宅も遅く、家族との時間を犠牲にして仕事に打ち込んでいました。子育ては妻に任せきりで、上の子はあっという間に大きくなってしまい、もう小学校高学年。幼少期の成長を見逃してしまって後悔していますが、そのぶん今、少しでも家族との時間を大切にしたいと思っています。

心の垣根を取り払って 本音で、関わり合う。

 働き始めた頃は、利用者さんとの人間関係につまずきました。それまで長い間営業職一筋で、当たり障りのない、上辺だけの対応が染み付いていたんでしょうね。利用者さんにはそれが見抜かれてしまって、当初は全く打ち解けることができませんでした。先輩職員のフランクな関わり方を真似してみても、どうも自分らしくない。いつも空回りしていた時期がありました。
 そんなある日、利用者さんと一緒に取り組む作業の工程で、お互いの思いをぶつけながらやり取りをしたことがありました。それまでの私なら相手の顔色を伺いつつ、自分を押し殺して当たり障りのない応対ばかりしていたんですが、そのときは心の垣根を取り払って、利用者さんと真正面から向き合えたんです。そうした関わりが増えていくと、相手もだんだん心を開いてくれて、徐々に距離が縮まっていくのを感じました。それからは、決して飾らず、ありのままの自分で、ときに半歩先までグッと踏み込んで、真剣にコミュニケーションを取るようにしています。利用者さんとの信頼関係を深めることが、私の当面の課題です。

「競争」よりも「協力」。 手を取り合える仕事の楽しさ。

 前職は、とても厳しい競争社会でした。同僚は仲間というよりライバルで、その競争心を燃やすことにやりがいを感じていた時期も確かにありましたが、今この仕事に就いてみて、私は「競争」より「協力」が好きなんだと、改めて気づきました。皆で協力してひとつのことをやり遂げることの安心感や、手を取り合って乗り越えたときの達成感。心の奥底が満たされていくような、とても穏やかで楽しい、充実した毎日を送っています。
 利用者さんは、それぞれ生まれ育った環境も性格も、得意なことも苦手なことも、今悩んでいることも、すべて違います。まずは利用者さん一人ひとりのことをよく知り深め、本物の信頼関係を築き、そのうえでどんな支援をするのがベストなのかを、常に考えて動ける職員になりたいです。ここに来るのが「楽しい!」と、利用者さんに言ってもらえるような環境づくり、ここで気持ちよく過ごし、作業に取り組んでもらえるような働きかけをすることが、今の私の目標です。

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